保育のプロに聞く、おうち時間相談室 3
保護者のみなさんから出た、おうち時間ならではの「悩み」や「疑問」について、保育のプロ、東京こども専門学校の先生方に、一緒に考えていただく、おうち時間相談室。
少しずつ、登園を再開するところも増えてきましたね。
久しぶりの登園や、分散登園や、今までと違う新しいルールに、戸惑ったり、緊張してしまうお子さんもいらっしゃるのでは…。
今回は、子どもの「登園再開」について、伺いました!
「休園中、すっかりおうちモードになった様子の子ども。登園への気持ちの向けかたや、どう見守ったら良いか、教えてください」
・野崎せんせい
初めての登園を思い出してみてください。すぐに慣れた子もいれば、泣いてしまったり、「行きたくない」と言ったお子さんもいると思います。
きっと再開後も、入園したての頃のような、子どもの姿を見るかもしれませんが、また今回も、頑張って切り替えていってくれることでしょう。
保護者の方も、大変かもしれませんが、子どもの頑張る気持ちを受け止め、見守ってあげてください。
保育園や幼稚園の先生たちも、頑張って子ども一人ひとりに全力で対応していくと思います。
安心して大丈夫ですよ!
・有谷せんせい
解除後すぐは、「行きたくない」と泣いたり、怒ったりという姿があるかもしれません。
ですが、徐々に園での生活の中で楽しいことをみつけて、毎日のリズムが戻ってくることで感情も穏やかになっていくことと思います。
そして、園から帰ってきてから、お話を聞いてあげてみてください。お友達と思いっきり遊んだり、給食を食べたり、工作を作ったお話を聞いた時には、「園での楽しい話が聞けてお母さんも嬉しい!明日も聞かせてね。」と、たくさん共感してあげてください。
・齋藤せんせい
これから園が再開するお子さんには、「保育園に行ったら / 幼稚園に行ったら、こんなことがみんなと出来るね。今お友達はどんなことをして遊んでいるかな?」
など、前向きな声掛けをしてみると、いいかもしれません。
また、登園・登校が再開して3ヵ月程度はいつもと違う反応があるものだと大人もゆったり構えてみてはいかがでしょうか?一生懸命に子どもたちと向き合ってる方ほど、ついつい周りのお友達やご家族と比べてしまいがちですが、気持ちを受け止め、寄り添って、励ましたり見守って様子をみましょう。
「昨日よりよく笑った」、「昨日よりよく食べた」、「昨日よりよく寝れた」それだけでハナマルです!
大人でも在宅勤務から通常の出勤に戻ると今までの仕事のやり方を思い出すことからスタートしたり、体力的にもきついですよね。おとなもこどもも同じ気持ちですよ!
先生方のお言葉、力があって、励みになりますね!
子どもたちだけでなく、保護者の私たち自身も、戸惑うことや不安なこと、たくさんあると思います。
時には、子どものほうが適応が早く、驚かされることも。子どもの変化や成長を、そっと見守りつつ、少しずつ、新しい日常に慣れていけますように。
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