6/30 「おてらで ゆるっと子育てトーク」レポート

6月30日に、文京区湯島にある春日局さんの菩提寺、麟祥院で「おてらでゆるっと子育てトーク」を開催しました。

今回は、昨年の12月に同寺にて「おてらあそび」という、地域の子どもがお寺の境内で遊べるイベントを開催した際に、「お寺と子育てにはどんな接点があるのだろう?」と考えたのがキッカケでした。
ネットや書籍で仏教について調べてみたり、麟祥院の和尚さんとお話などして、仏教の考え方が非常に子育てと親和性が高いのではないか?と思い至りました。

また、お寺で子育てトークイベントを開催するにあたって、私どもにはノウハウがなかったので、以前参加させていただいた「子育てkitchenグループ」さんのことを思い出し、思い切ってお声がけし、快くご協力いただけることになりました。

さて。初めての要予約イベント。事前の申し込みは好調で、おかげさまで早めに定員がうまりました。また、お申し込み時にいただいた事前アンケートの内容も、今回のイベントの趣旨にそったような悩みが多く、イベントとして興味ご関心をいただけたのだな、同じような悩みを抱えている人はいるのだな、と感じられました。


当日は素晴らしいお天気に恵まれました。

第1部 トークコーナー「イライラ子育ての手放し方」
どうしてこのイベントをやるに至ったか?という導入部分。私が子育てでぶちあたった壁や困ったことを話し、それに対して和尚さんや子育てkitchenの田中さんがそれぞれの立場からアドバイスをしてくれる形式を取りつつ、イベントの趣旨を理解してもらおうと思いました。進行の菅原さんもうまくコントロールしてくれました。
「子どもを研究対象として観察する」「言うことがわからなかったらそのまま繰り返してみるといい」「イヤイヤ期は成長の証!って先輩ママに言われて楽になった」「子どもを感情的に怒るのではなく、その行動に対して、どうしてこんなことするのか?など話すといい」など、参加されたお母さん方にささる言葉もたくさんあったようで、もっと時間をとれればよかった、などの感想をいただきました。

第2部 お坊さんと子育て茶話会
こちらの時間は、和尚さん2人がお茶をたててくれて、それと湯島の老舗和菓子店「壺屋」さんの最中でお茶を飲みながら子育ての話をする…って言う予定でした。

印象的だったのは、和尚さんのたてるお茶を子どもたちがお母さんに運んだりしていた様子。お母さんたち、あとお子さんたちはお菓子やお茶を楽しんでいただけたようでした。
この部分は反省点が多く、まずもっと時間をとれれば良かった。事前のイメージではここが結構肝で、お母さん同士が子育ての悩みを話し合って、お互い仲良くなったり…と言う場面を想定しておりました。日々の子育てのついてお母さんたちが色々とお話できる時間帯になればよかったのですが…。また、お菓子の用意が多すぎた印象でした。

第3部 子育てkitchenの絵本の時間
ここは個人的にもとても楽しみにしていた部分。絵本を取り入れた子育てのススメ、でしたがここも時間が足らずに駆け足になってしまったのが残念でした。
第4部 坐禅体験
参加したほとんどの方々に坐禅にご参加いただきました。これが実は予想外でした。禅寺で座禅に参加するのはハードルが高いのでは?遠慮する人が出てくるのでは?座禅に興味がないのでは?と言う風に考えていたからです。

また、逆に、今回のイベントに参加いただいた方々の目的が坐禅だったんだと感じられたことで、お寺には癒しがあって、それが子育てに忙しい親御さんたちの心を安らげるのでは?という企画意図は、よかったのだと感じられると共に、由緒ある禅寺で子連れでも坐禅を組める、って言うだけで素敵なことなんだなと思いました。

坐禅の雰囲気で子ども達が神妙にしてるのも面白かったです。
今後は「坐禅」と何か、みたいな組み合わせ方にしぼる予定です。
また当日運営に関しては、全体の流れをしっかりオーガナイズできていなかったという反省が残りました。事前にもっとイメージしておくべきでした。
また、内容を入れ込みすぎたことで全体が押してしまい、それぞれが希薄になってしまいました。今後の運営に活かしたいと思います。

今回運営に関わってくださった皆さん、参加していただいた皆さん、誠にありがとうございました。

「ゆしまごころ」

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