12/3おてらあそびレポート

 2017年12月3日(日曜日)、文京区湯島にある春日局の菩提寺・天澤山麟祥院で『おてらあそび』を開催しました。


今回の開催は、麟祥院さんから場所提供のお話を、同時に地域の民間学童・AEL湯島さんからは地域でのイベントに参加したいとのお話をいただいたことがきっかけでした。  開催にあたって、地元湯島小学校・父親クラブの皆さん、湯島ベーゴマまわす会、保育士を育成する東京こども専門学校の学生ボランティアさん、地域の各町会、商店会などのご理解、ご協力もいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。


  当日は12時オープン。

  オープン当初はいまいち人の伸びが悪かったのですが、13時が近づくにつれ集まり出し、最終的には100名ほどの親子連れが来場しました。

 スペースに芝マットなどを敷き、そこに子どもが遊べるものを置きました。すると、なんでもなかったスペースが、子どもの遊び場に変身しました。  今回提供した遊びは、路上落書き、ベーゴマ、松ぼっくりを使ったクラフト、スラックラインの記録会、落ち葉あそび、シャボン玉遊び、テープの芯を使った遊びなど。お寺の境内とお寺前の道に用意すると、子どもたちが思い思いに没頭して遊ぶ姿が印象的でした。

  なんでもないスペースが、子どもの遊び場になったときの空気感は、「みちあそび」の魅力だと感じました。

 また、どのコーナーにも本気で子どもと遊ぶ大人の姿が見られました。シャボン玉あそびではシャボン液作りを、大人と子どもで一緒に試行錯誤する姿がありました。

 子どもの遊びを見守る大人同士に自然な会話が生まれたり、子どもと大人が遊びを通じて触れ合えたり、地域のお年寄りが楽しそうに遊ぶ子どもを眺める姿なども見られました。最後の片づけは子どもたちも一緒にしたのですが、親御さんたちも一緒になって掃除をしてくれました。

  その場にいる子どもも大人も巻き込み、見知らぬ人と人とをつないで年代を超えた場を自然に創り出す力も、「みちあそび」の魅力と感じました。


 一方で、今回のイベントでは難しさも感じました。

  子どもを迎えるイベントとあって、全部しっかり準備したいところですが、完璧な準備はその場にいる人を「運営者」と「お客さん」に分けてしまうと感じました。そこで、ベースはしっかり準備をしつつも柔軟な部分を残すように心がけました。結果的にシャボン玉作りなどで触れ合いが生まれたり、片付けに積極的に参加いただいたりと、ある程度の巻き込みにつながりましたが、さじ加減や運用の難しさを感じました。

  会場を提供してくださった麟祥院さんにとっては、初の子ども遊びイベントでした。「近年こんなに多くの子どもがお寺にきたことはない」と大変お喜びいただきました。今回のイベントをきっかけに、地域で新たなつながりができて、また次の「みちあそび」イベントに繋げていければと考えています。

「ゆしまごころ」

湯島をつなぐプラットフォーム。湯島の「面白そう」「お得そう」「世のためになりそう」を通じて、地域を繋ぎます。

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